恋に落ちる音がした(後)

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貸してくれるのだろうか……。 キュンっ ……(泣) 「悪いな…ありがとう光一。」 『ぉん。今度返してくれたらええから。』 光一は今日は車で来てるのだろうか ああ、マネに送ってもらうのか 『…………やっぱりちょっと待て。 ここで待っとって。』 「え?何…」 聞き返す間もなく 光一は自分のマネの所に走って行き、何か伝えてまた帰って来た。 『待たせたな、よし 帰ろ。』 「…え?…ちょっ…」 僕の持っている傘を取り上げて開き 僕を側に寄せながら光一は 『俺の傘やん。しょうがないから一緒に入ってやる(笑)一人で帰ったらつまらんやん。』 と言って笑った。 これ…つまり 相合い傘やん…………………………………………………… キュンっ -
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