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「海斗君。
……敬語はやめてって何回言わせるの!!」
と嵐が起きない苛立ちとともに、『姫』は海斗に食って掛かって言った。
「あははは。
ごめん、ごめん。
これからは気をつけるよ。」
こちらも、『姫』に負けず劣らずの微笑を『姫』に向けた。
それを見て『姫』は、またもや脱力感にみまわれ、やっぱりこの人には敵わないはと思いつつ、ここに来た理由を話し始めた。
「実は、昨日の夜翔様に呼ばれて、何かしらと尋ねたら、『嵐を呼んで来ておくれ』って言われたの。
それで一応理由を尋ねたのだけれど、『ふふっ』と笑って理由をぜんぜん教えてくれないのよ。
だからとりあえず、嵐を連れに来たのだけど…って海斗君聞いてる??」
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