1人が本棚に入れています
本棚に追加
「お前も終わったな…手こずらせやがって…ほら、命乞いしてみろよ…他のヤツみたいに、泣きながら命乞い…」
遥は近付いて来た男の言葉を遮るように、ツバを男の顔に吐き捨てた。
「しゃべってんじゃねーよ…口がくせぇんだよ…近づくな。命乞い?笑わせる…俺は死ぬ気なんかねーよ」
遥はとっさに膝をあげ、男の股間に思い切り蹴り上げる。
「うッ!!」
あまりの衝撃と苦痛に男は気絶する。
「あんたもだよ!!」
遥は後頭部を思い切り後ろの男にぶつける。
「ああッ!!」
鼻を押さえてかがみこむ。
遥は後ずさりし、ナイフを取り出した。
「なんッ…だテメェ!ナイフなんか持って、俺を殺すってのかぁ!!」
男は走り出す。
距離にして10メートル…
最初のコメントを投稿しよう!