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病院先で出会った女の子、
葵ちゃん
里菜にどことなく似ていた....。
里菜の存在を忘れていた俺は
あいつに、似てる.....。
そう思っていた。
その時、俺は、自分を僕と呼んでいた。
葵ちゃんと、少しずつ、距離が縮まって行き。
いつしか仲良くなった。
ある日、
俺は葵ちゃんに言った。
『僕と一緒に死んでくれない?』
葵ちゃんは、
『うん、』
と答えた。
でも、葵ちゃんもまた、
外出した際、
自殺した。
遺書に、
椎名君一緒に死ねなくてごめんね。
里菜にどことなく、似てる子も、
自殺した。
俺はその日以来、
存在を忘れていた、あいつ、
里菜の事を思い出し始めた。
葵ちゃんが死んだ事はショックだった。
でも、もっとショックな事が
あったんじゃないのか.......。
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