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「…さっ清美、帰ろうぜ♪」
隆は話をそらすかのように、屋上から出て行こうとした。
「あ……」
すると隆はピタッと止まり、くるっとあたしを振り返った。
「教師になりたいってこと、誰にも言うなよな!…もちろん、川口にも!!」
…なんだそんなこと。
「わかってるよー!」
あたしは大声で叫んだ。
本当にビックリだった。
隆が、夢を持っていた。
しかも、不良にとって最大の敵である教師に。
夢……かぁ……
あたしの夢ってなんだろう。
……川口のヨメ?……
いやいや、何言ってんだ!
恥ずかしすぎるだろ///
もう夏休み。
この先の進路…
考えなきゃな……
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