155人が本棚に入れています
本棚に追加
次の日も、その次の日も、あたしと隆は補習だった。
ちなみに、凛音も。
隆につられ、あたしもわりと真面目に取り組みはじめた。
「これは…こうか?」
「そうそう!やればできるじゃん清美~っ!」
上手く問題が解けて、川口に頭をくしゃくしゃに撫でられながら褒められる。
「やめろよ///!」
マジで恥ずかしい。
でも…嫌じゃないんだよなコレ。
つい、くせになっちまう。
「川口っ!これは?」
「おぉ!これはな~…」
隆が積極的に川口に質問する。
その姿を見ると、あたしも頑張らなきゃなって思う半面、あたしはどの道に進めばいいのか悩む。
「よーし、今日はここまでだ!お疲れ様~」
川口が笑顔で終わりを知らせるにもかかわらず、あたしは席に座ったまま、ずっと進路について考えていた。
最初のコメントを投稿しよう!