155人が本棚に入れています
本棚に追加
川口に相談した後、あたしは学校から出て、家に向かった。
その途中も、ずっと考えてた。
出てくるのは、
川口のヨメ とか、
川口の恋人 とかだった。
こんなの、夢じゃないよな…
はぁ……
頭使いすぎて知恵熱でそう。
ため息をつきながらトボトボ歩いていると、
「清美~!!」
あたしを呼ぶ声がした。
「幸子!!」
それは幸子の声だった。
「補習帰り?お疲れ~」
「うん………」
「どしたの?元気ないじゃん」
幸子にはバレバレか…
「まぁな……あ、そうだ!幸子の夢ってなんだ?」
参考に聞いておこう。
「あたしの夢?えっと…結婚して、主婦になって、幸せに暮らすことかな…」
え……??
「結婚して…幸せに暮らす?」
「恥ずかしいな///そうだよ~」
えっ………?!
それでいいのか?
最初のコメントを投稿しよう!