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教室に行くと、笑顔で川口が迎えてくれた。
「遅かったじゃないか清美!…あれ?隆と凛音は?」
「しらねー……」
駄目だ。
隆の名前を聞くだけで、頭が混乱してくる。
あれは…告白だよな?
あたし…告白されたんだよな?
でもあたしは川口が好きだし…
‘ごめん’だけ言って走ってきちゃったし……
どーすればいいんだ…!!
「清美?どうした?」
あたしは川口に呼ばれ、ハッと我に帰った。
「な…なんでもねぇよ…」
「そうか?じゃー、もう始めちゃうか??」
「そ…そうだな!」
勉強なんてしたくない。
けど、気を紛らわすために、川口に賛成した。
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