7月 補習

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教室に行くと、笑顔で川口が迎えてくれた。 「遅かったじゃないか清美!…あれ?隆と凛音は?」 「しらねー……」 駄目だ。 隆の名前を聞くだけで、頭が混乱してくる。 あれは…告白だよな? あたし…告白されたんだよな? でもあたしは川口が好きだし… ‘ごめん’だけ言って走ってきちゃったし…… どーすればいいんだ…!! 「清美?どうした?」 あたしは川口に呼ばれ、ハッと我に帰った。 「な…なんでもねぇよ…」 「そうか?じゃー、もう始めちゃうか??」 「そ…そうだな!」 勉強なんてしたくない。 けど、気を紛らわすために、川口に賛成した。
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