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次の日、あたしはいつも通りに学校へ行った。
すると、校門前でバッタリ隆と出会った。
「隆……」
「清美……」
だめだ、気まずい…
でも、ちゃっと言おう。
あたしの気持ちを。
「隆っ。あたし…隆の気持ちには答えられない。ごめん……でも、今までどおり友達でいたい!…ダメか?」
言った!!
いっきに言ったぞ!!
すると、隆は首を横に振り…
「いいよ。これからも友達だ。何も変わりない」
普通に了解してくれた。
隆……
「ごめんなっ……」
涙が溢れそうだった。
隆の気持ちを考えると。
きっと、辛いだろう。
苦しいはずだ。
「うつむくなよ清美!友達なんだからさ!笑顔でいろよ!」
「おぅっ…!!」
あたし達は笑顔で川口の待つ教室に向かっていった。
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