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ガラガラガラ
あたし達は2人そろって教室に入った。
「おっ、来たな♪なんだよ2人そろって~アヤシイな☆」
川口が茶化してきた。
「何言ってんだよ川口」
「俺達はただの友達!」
「なんだ、そーなのか~?」
あたし達は否定したが、川口は納得してない様子。
川口にも、あたしと隆がデキてるように見えてたのかな…
ガラガラガラ!!
そこへ勢いよくドアを開け、凛音が入ってきた。
「……清美……」
いきなりあたしに顔を向けた。
「アタシまだ、隆君のこと諦めてないから!」
凛音は睨みながら叫んだ。
「い…いや、あたしに言われても……」
相変わらず、敵意むきだし。
パンパンパン!!
「よしっ!今日はラストだし、気合い入れていくぞ♪」
「「「おぅ!」」」
こうして川口の呼びかけで、補習最終日が始まったのだった。
「よし終了!お疲れ様!!」
最終日はいつも以上に集中して行い、早く終ったような感覚がした。
こんなに勉強したのは初めて。
いろんなことがいっぺんに起こった夏休みだった。
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