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……ひとりになっちまったな…
それはそれで寂しい…
ヒュルルルル…バーーン!
ヒュルルルルバーーン
ヒュルルルルバーーンバーーン
花火…そういえばもう始まってたんだよな。
綺麗だ。
…川口、早く帰ってこいよぉ。
ひとりで花火見てるなんて寂し過ぎるよ……
はぁ………
………………
…………………
……………………
「清美ー!!」
はっ!川口っ?!
寂しさにまみれたあたしを呼ぶ声が聞こえ、振り返ると、キラキラ笑顔の川口がいた。
「ただいま!」
え…笑顔がまぶしすぎる…
「お…おせーよ川口!///はやく絆創膏出せよ」
あぁ…なんであたしはこんな言い方しか出来ないんだ…
「慌てんなって。今貼るからおとなしく待ってろよ☆」
そんなあたしの頭を笑顔でポンポン撫でながら、川口は絆創膏を取り出した。
「よしっと…これで大丈夫だ」
「サンキュー…」
あ~ヤバイ、ドキドキする。
冷静になって考えてみると、川口と2人きりだし、体にも触れられてる。
ドキドキが止まらねぇ!
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