8月 花火大会

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……ひとりになっちまったな… それはそれで寂しい… ヒュルルルル…バーーン! ヒュルルルルバーーン ヒュルルルルバーーンバーーン 花火…そういえばもう始まってたんだよな。 綺麗だ。 …川口、早く帰ってこいよぉ。 ひとりで花火見てるなんて寂し過ぎるよ…… はぁ……… ……………… ………………… …………………… 「清美ー!!」 はっ!川口っ?! 寂しさにまみれたあたしを呼ぶ声が聞こえ、振り返ると、キラキラ笑顔の川口がいた。 「ただいま!」 え…笑顔がまぶしすぎる… 「お…おせーよ川口!///はやく絆創膏出せよ」 あぁ…なんであたしはこんな言い方しか出来ないんだ… 「慌てんなって。今貼るからおとなしく待ってろよ☆」 そんなあたしの頭を笑顔でポンポン撫でながら、川口は絆創膏を取り出した。 「よしっと…これで大丈夫だ」 「サンキュー…」 あ~ヤバイ、ドキドキする。 冷静になって考えてみると、川口と2人きりだし、体にも触れられてる。 ドキドキが止まらねぇ!
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