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………あれ?
ちょっと待てよ?
何か忘れてないか…?
「清美?どうした?」
なんで…2人きり?
あたしがひとりで花火大会なんてくるはずー……
はっ…!!!!
「あっ!!!!!」
「え…清美?」
「川口、あたし大変なこと忘れてた……」
「???」
あたしが忘れてたもの。
それはー……
「あたし、幸子とはぐれてたんだった!!」
「あぁっ!そういえば…」
「あたし家に携帯忘れちまったんだよ。川口、幸子の携帯番号わかるか?」
「あぁ…待ってろよ!」
甘い2人の時間もこれで終わり。
まぁたいして甘くないかもしれねーけどな。
その後、あたし達は慌ただしく幸子に電話し、やっとの思いで合流できた。
そしていつの間にか花火大会は終了し、あたしと幸子は川口と別れ、ドキドキハラハラな1日が幕を閉じたのであった。
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