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アスラ達が毒を撒く。
魔法の呪文を唱える。
それにより、下界の植物は傷ついた。
汚染された植物を食べる訳にはいかず、人々は食べるのをやめた。
獣も草を食べるのをやめた。
結果、飢饉が人々を死に近づける。
デーヴァに捧げる植物が使い物にならず、犠牲祭を行う事もできない。
犠牲と人々の賛歌が送られないデーヴァ。
その力は弱まって行く。
「まずいですよこれは。このままではアスラに負けてしまう。」
「毒さえ何とかできれば……。」
デーヴァがアスラに対抗する。
彼らが傷つけた植物から、毒を取り除く為の犠牲祭を行った。
「よし!成功だ!」
毒が除去された植物を使い、人々はすぐに犠牲祭を執り行った。
犠牲と賛歌により、デーヴァは力を満たし、アスラと戦う。
「AとB!話が違うじゃねぇか!」
ドカドカバキバキ戦いながら、言い出しっぺの二人を責めるアスラ達。
「あいつらが上手だっただけだろ!俺らのせいじゃねぇよ!つーか、やっぱ勝てねぇーーっ!」
再び敗走して行くアスラ達。
そして再びインドラの雄叫びが聞こえていた。
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