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「って事だ。だから俺が一番偉いんだよ。分かったら跪け!」
ふんっと胸を張るシヴァ。
「それとこれとは話が違います!誰が貴方なんかに跪きますか!」
「そ、そうですよ!誰が跪くもんですか!」
我に返ったブラフマーが同意する。
「私達が貴方から生まれたと言うなら地位は同等!優劣など有りません!」
「はあ!?何でそうなるんだよ!」
「何ででもです!私達は三人で一つ!それ以外の何ものでも有りません!」
「そ、そうなのか……?」
「ブラフマーの言う通りです!私達は三人で一つ。分かりましたね!?」
「う……。ああ、分かった……。」
何だか知らないが、言いくるめられてしまったシヴァ。
ブラフマーとヴィシュヌは心の中で握手したとかしないとか……。
ちょっと独自の解釈を入れちゃいましたが、これがシヴァ派に伝わる神話でした。
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