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宇宙時間の境の期。
ひとつの宇宙が終わり、新しい宇宙が始まろうとしていた。
「ふぅ……。ようやく一区切りがつきましたね……。」
大海に身を漂わせ、ぼーっとしているヴィシュヌさん。
ひと時の休息を、波に揺られながら楽しんでいた。
「うわっ、眩しっ!」
すぐ近くで光明が発生し、ギュッと目を閉じる。
次に目を開けると、そこには白髪白髭のじいさんが立っていた。
彼の名はブラフマー。
創造の神であった。
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