始まり

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あのね、一君。僕はこの体が病に蝕まれて力尽きるその最期の最期まで、ずっと君の傍に居て君を愛し続ける。 例えどんなに苦しくても耐え続けながらできるだけ長い時間を君と過ごすと誓うよ。 …総司。あんたが病にかかって剣を握れなくなったのなら俺があんたを守る。 俺はあんたを守るためなら迷わず若変水を飲んで羅刹となり、この命が尽きるその瞬間まで傍に居てあんたを守ると誓おう。 …どっちがいつどこで、先に逝くかなんて誰にもわからない だから今、この一瞬を大切に歩んでいこう。 二人で、共に――。 .
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