出会い

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*沖田Side* 【壬生浪士組】 僕たちは今日その名前を松平公から貰った。 名前を貰っても別に何かが変わるわけでもなく面白くないなぁ、と思いながらも僕は数少ない仲間と稽古をしていた。 暫く稽古をしていると、誰かがこっちに来たので何かと手を一旦止める。 そしてそちらの方へ向き直るとそこには近藤さんと土方さん、それと見知らぬ人が10人程。 「近藤さん、それ誰ですか?」 まず思ったことを素直に口にしてみる。 他の皆も同じことを思っていたみたいで、ただじっと答えが返ってくるのを待っていた。 すると近藤さんがニカッと嬉しそうに笑って説明し始める 「総司、皆。聞いてくれ! この人たちは今日入隊してきてくれた者だ!」 「入隊?」 そうだ。と未だ嬉しそうに笑う近藤さんを見ていると、何故だか僕まで嬉しくなってしまう。 .
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