プロローグ

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「なあ縁」 「ん?なぁに、飛鳥くん」 「みんななんで『天王寺』って名前だけで騒いでるんだ?」 「えっ?もしかして飛鳥くん気付いてないの!?」 いや、気付いてないから聞いてるんだが……。 俺が怪訝な顔をしていると、縁は溜め息を吐いた。 「飛鳥くん。 それぐらいは憶えておこうよ」 やめてくれ。 そんな可哀想な人を見るような目で俺を見ないでくれ! 俺は毅ほど終わっちゃいない!! などとちょっとナーバスになっていると縁は次の言葉を発した。
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