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「飛鳥くん。
この学園の名前は?」
「それぐらい俺でも分かるぞ。
いくらなんでも馬鹿にしすぎだろ」
いかん。
幼馴染みにここまで言われると目から汗が垂れてきそうだぜ。
「いいから!
この学園の名前は!?」
「むぅ。
私立王覇学園だ」
「せいか~い」
「だからそれぐらい知ってるって!
それが一体なんの関係があるんだよ?」
「それはね。
この学園の………」
そこまで言って、縁の言葉は遮られた。
「そこからはわたくしがご説明いたしますわ。
飛鳥さま」
渦中の少女によって。
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