プロローグ

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『あっ………飛鳥さまぁ~~~!?』 見事なまでにクラスが一体になった瞬間だった。 隣の縁まで目を大きく見開きその声に加わっている。 いや。 一番驚いてるのは俺なんですけど? 間違っても俺は『様』なんて呼ばれる立場でもなければ、そんな柄でもない。 しかし天王寺は周りの反応などお構いなしに次の句を告げた。 「飛鳥さま。 ここ私立王覇学園の創設に当たって、二人の人物が深く関わっているのはご存知ですか?」 「いんや。全く」 そう答えたら呆れた表情をされた。 俺、なんか悪いことしたか?
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