402人が本棚に入れています
本棚に追加
『あっ………飛鳥さまぁ~~~!?』
見事なまでにクラスが一体になった瞬間だった。
隣の縁まで目を大きく見開きその声に加わっている。
いや。
一番驚いてるのは俺なんですけど?
間違っても俺は『様』なんて呼ばれる立場でもなければ、そんな柄でもない。
しかし天王寺は周りの反応などお構いなしに次の句を告げた。
「飛鳥さま。
ここ私立王覇学園の創設に当たって、二人の人物が深く関わっているのはご存知ですか?」
「いんや。全く」
そう答えたら呆れた表情をされた。
俺、なんか悪いことしたか?
最初のコメントを投稿しよう!