プロローグ

3/21
前へ
/322ページ
次へ
ガラガラッ…ピシャッ! 教室に入ってくるなり担任の声が響く。 「野郎共ビミョウに喜べ! 今日は転校生を紹介するぞ! しかもかなりの美少女だ!!」 『オオ~!!!』 クラスの男子の喚声がわきあがる。 美少女という言葉に何人かは目が血走ってる奴もいるぐらいだ。ってかそれは人間としてマズイだろ? それより『ビミョウに』喜べってどういうことだ? みんなそこにはつっこまなくていいのか? そんなことを考えながらもいつもどおりの適当ぶりを俺は発揮した。つまり……。 まあ俺の知ったことじゃねぇや。 と知らんぷりを決め込んだ。
/322ページ

最初のコメントを投稿しよう!

402人が本棚に入れています
本棚に追加