プロローグ

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「飛鳥くんは転校生のこと気にならないの?」 「んあ?なんで?」 「だって………美少女らしいんだよ?」 何が気になるのか、俺が疑問の声を投げ掛けると、少しモジモジしながら縁はそう答えた。 「ん~。俺には縁(えん)がないだろ? 年齢=彼女いない歴なんだから。 それに………」 「それに?」 「なんか面倒くさそうだ」 半眼になって答えた俺を見て、縁は少し嬉しそうに微笑んで、 「飛鳥くんらしいね」 と答えやがった。 そんなに俺に彼女がいないのが可笑しいのか? 新手のいじめか?
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