プロローグ

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そんなことを考えていると前の席からも声がかかった。 「縁ちゃん。 飛鳥に何言ったってあかんで~。 こいつの鈍さは天然記念物もんなんやから。 それより縁ちゃん! 俺と一緒に銀河の彼方までランデブーせーへんか?」 「アハハハハッ。 もう冗談ばっかり。 相変わらず毅くんは面白いね」 毅のラブコールはあっさり縁に流された。 まぁ当然だな。 それに縁がOKしたら俺が全力で目を醒ましてやる。 でないと気の毒すぎる。 八代 毅(やしろ たけし) こいつは俺の親友だ。 スポーツ万能、ルックス良しのナイスガイに見えるのだが、オツムの方がおめでたいことになってる関西人だ。
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