悪友の報告

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『じゃあな。 披露宴の案内状、そのうち届くだろうからさ。 来てくれよな。 あいつも来て欲しいって言ってるしさ』 悪友の言う「あいつ」とは彼女のことだ。 「うん、わかった。 じゃあね」 おう、と悪友は答えて、電話を切った。 胸が痛くなった。 封じ込んだ想いが痛みを訴えてくる。 その痛みをきっかけに、高校時代がよみがえってきた。
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