隕石

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「ところで少慰、例のファイルは入手できたか?」 「これです」 「ふむ…、どれどれ」 バネット中佐は補佐からファイルを受け取り、中の資料を読み始めた 「東ヴェリフ山脈付近の荒野に落下した隕石…確かにこの資料だな?」 「はい」 彼は首を傾げ、眉間にしわをよせる 「…妙だな、少慰!」 「はい?」 「悪いが俺はしばらく留守になる!後のことは任せた!!」 「えっ!?ちょっ…中佐あぁ!!?」 バネット中佐は書きかけの書類を残し、ファイルを持って事務所を出て行った 残された補佐はただポカーンとした様子で残された書類に目をやる 「…どーすんだよこれ、俺知らねぇよ中佐ぁ」
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