2人が本棚に入れています
本棚に追加
「ところで少慰、例のファイルは入手できたか?」
「これです」
「ふむ…、どれどれ」
バネット中佐は補佐からファイルを受け取り、中の資料を読み始めた
「東ヴェリフ山脈付近の荒野に落下した隕石…確かにこの資料だな?」
「はい」
彼は首を傾げ、眉間にしわをよせる
「…妙だな、少慰!」
「はい?」
「悪いが俺はしばらく留守になる!後のことは任せた!!」
「えっ!?ちょっ…中佐あぁ!!?」
バネット中佐は書きかけの書類を残し、ファイルを持って事務所を出て行った
残された補佐はただポカーンとした様子で残された書類に目をやる
「…どーすんだよこれ、俺知らねぇよ中佐ぁ」
最初のコメントを投稿しよう!