第三章 様々な思惑

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「だったらさ、嵐お前の家に行こうぜ。久しぶりに刀見せてくれよ。」 実は煉は刀マニアなのだ。 「お前本当に刀が好きだなぁ」 流が呆れて言った。 「お前達にはわからないのか!? あの美しいフォルムが!?」 ((わからないぞ…)) 俺と流は心の中で思ったが、反論したらヒートアップしそうだからやめることにした。 そして、考え抜いて出た言葉がこれだった。 「お前、頼むから人殺しだけはするなよ…」 「するか!!」 煉はそう言うが、俺は煉のケンカ好きの性格と刀マニアが合わさって、そのうち事件が起きそうで心配になった。 (まぁ、そんなことがあったら絶対止めてやる …俺と流でな。) 「まぁいい、俺の家にくるんだろう? 行くぞ。」 「ヤッタ~♪ よし行こう、行こう♪」
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