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「ケイト!クロエ!エマ!無事か!」
「ア、アシュレイお姉様~!」
「安心しろエマ。私たちが来たからにはもう大丈夫だ。エルル!クロエたちに医療魔法を」
「はいっ、アシュレイ先輩」
「…!見ろ、アシュレイ!」
「どうしたグレン…、…!ケイト、その光は…!」
私を包むこの光は…
何だか不思議な気分…
体の奥から力が溢れてくる…
「双紋のラピスに続き…、またマギの覚醒だと…」
「ケイト!ケイトの瞳に映るのは何だ?」
「瞳に…?これは…、海竜…?」
「海竜…、ケイト!行くぞ!」
「…はい!アシュレイお姉様!」
ラピスに宿りし水の瞳よ!
汝の眼となりて、力を示せ!
ディラ・アルクス・メラーネ・
リヴァイアサン!
「これが…、私のマギの力…」
この力なら…
エマを、皆を守れる…!
「てやぁぁぁぁ!」
「チッ…、舐めるな人間!」
…!
やられる…。
そう思った…。
「クッ…、お前は…!」
「あ、あなた…」
「前にも言ったはずだリーンハルト!俺の目の前で、誰も死なせはしないと!」
「チッ…、ここは退くか…。マグス、覚えておくよ」
そういうと
アルケーは姿を消した…
「大丈夫か?」
「ええ、大丈夫。あなたのおかげですわ」
やはりメイガスは…
この方は違う…
「おい、顔が赤いぞ?本当に大丈夫か?」
「な、何でもありませんわ!」
「ならいいけど…。それじゃ帰るか」
「あ、危ない!そこは段差に…」
「へ…?うわっ!」
「レフィさん!」
ムニュ
…ん?
何かが胸に…
「きゃあぁぁぁぁぁ!」
「わ、悪い!わざとじゃないんだ!その…、転びそうになって…」
「問答無用ですわ!」
アシュレイお姉様だけではなく
私の胸まで触るなんて…
せ、責任は取ってもらいますわよっ!
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