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――高1の時、
凄く仲良くしていた女の子が居た。
その子はその年の夏頃隣の県に
転校してしまったんだけど、
今でも連絡を取り合っていて―…
「お互いの彼氏の話をしてたら、
それじゃあ今度Wデートしよう!
って流れになったんです。
その子となんですけど
駄目…でしょうか?」
大まかな事情を伝え、
先生の顔色を伺う。
やっぱ駄目かな?
でも久しぶりに会いたいし、
向こうの彼氏さんも気になる―…
もう一度お願いしてみようと
話しかけた瞬間
「分かりました。」
そんな返事が返ってきた。
「えっいいんですか?」
意外にも心なしか
楽しそうにする先生。
「えぇ。どこで集まる予定なんです?」
「市内にある遊園地ですけど。」
そう私が告げると間髪入れずに
いや、僕たちが向こうへ行きましょう。
と、予定を変更するよう言ってきた。
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