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「えっ何でですか?」
「相手の二人は高校生ですよね?
ここまでくるのにいったい
いくらかかると思ってるんです。」
あっそうか…
隣の県だし電車で来るとなれば
それなりの金額が必要になる。
それだったら私達が先生の車で
向こうへ言った方が断然いい。
「それじゃあ、その事伝えますね!」
私は鞄から携帯を取り出し
アドレス帳から思う相手を探す。
そんな事をしている最中、
すっと手から携帯を取り上げられた。
「今は学校です。
家に帰ってからにしましょうね?」
「ぁ…う…。」
いつ見ても
先生の有無を言わせぬ笑顔には
逆らえないなぁ―…
……ってか、
私何か重大なこと忘れてない…?
先生と私にとって大事なこと……
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