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「楠さん?どうしたんですか?」 「――っ先生!! デートしても大丈夫なんですか?」 そう、恋人同士である前に 私達は教師と生徒という立場。 二人(正確には四人)で居る所を 誰かに見られたらまずいんじゃ――? さっきまでは Wデートが出来る事が決まって うはうはしていたけれど いっきにモチベーションが下がる。 そんな私の様子を見て、 あぁ。と先生は呟くと 大丈夫ですよと付け足す。 「楠さん、デートの場所は隣の県です。 さすがに僕達の関係を知っている人は 居ませんよ。」 確かに… 先生のいう通り私達の関係を 知ってる人なんていないよね…。 「―…もしかして向こうに行こう って言ったのってお金だけじゃなくて その事を考えてですか?」 .
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