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俺はパソコンを起動した。 「一応俺たちの地元で向こうは右も左も分からないんだから、少しは知っとくようにしないとだろ」 「まー、優等生ー」 オバサンか。 という言葉は飲み込んでおく。 「えーと……」 「そう言えばね」 調べ始めた俺に、蜜葉はさも今思い出したかのように(実際そうなんだろうけど)言った。 「駅まで来てくれるから、そこから遊園地まで行くんだって」 ――――えー…………。 .
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