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「もしもし?」 「あっ千尋?着いたんだけど…… 黒い車がそう?」 そう聞かれ、 バックミラーで後方を確認すると 少し遠いが蜜葉達の姿が見えた。 うん、と返事をした後電話を切り 先生と一緒に車から降りる。 「蜜葉~!!」 「千尋っ!」 久しぶりに会えた事が嬉しくて 場所構わず私は蜜葉に抱きついた。 ――と同時に、 蜜葉の横に立っている 男の子と目が合う。 「ぇっと……」 固まる私に気付いた蜜葉が とにかく挨拶しよっか?と、 提案してくれたので 私は蜜葉から離れて 身なりをささっと直す。 .
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