独りから2人へ

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正直、よく耐えたと自分自身を褒めたたえる気持ちに生まれて初めてなった気がした。 だが、その代わりに寝れた気がしない。 そう考えていると雪の頭が動いた。 そして目の前に有る俺の顔を確認すると一瞬顔を朱色に染めたが直ぐに元に戻って笑顔で言う。 「零さん、おはようございます。」 そう言って笑顔を見せる。 雪が何故、俺の大布で寝たのか等の質問を雪にぶつけたくなったが、俺はもう限界だった。 「おやすみなさい。」 俺は、睡魔に負けた。
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