生活の為に

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最初の登山で慣れたのだろう。 前回とは比べ物にならない早さで山を越えられた。 町は中規模の大きさと発展具合だった。 もしかしたら近くに城下町でも有って、他の大規模な町の間にある中継地点として発展したのかもしれない。 町に入ると殆どの人が俺を見た。 背が高いのも有るが、恐らく髷を結っていない頭に注目が集まったようだ。 あまり目立ちたく無いのだがな。 近くにいた人に質屋の場所を聞いて教えられた場所に向う。
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