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そのざわつきはやがて沈んだ
刹那
強烈な風が巨木に向かって吹き荒れる
紫は傘をさし、スキマを呼び出す
紫
「早く中に入りなさい!」
妖夢は言われるがままにスキマに入る
スキマから出ると巨木より少し離れた場所に着く
紫
「妖夢見なさい、あれが霊龍よ」
妖夢
「お、大きい…!なんて大きさなの!?」
巨木の周りをグルグルと螺旋状に長い体が伸びている
そして木の上にその霊龍の顔が見える
顔はおぞましく鱗は刺々している
見るからに神々しく禍々しい存在感を放っていた
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