序章

9/21
前へ
/57ページ
次へ
そのざわつきはやがて沈んだ 刹那 強烈な風が巨木に向かって吹き荒れる 紫は傘をさし、スキマを呼び出す 紫 「早く中に入りなさい!」 妖夢は言われるがままにスキマに入る スキマから出ると巨木より少し離れた場所に着く 紫 「妖夢見なさい、あれが霊龍よ」 妖夢 「お、大きい…!なんて大きさなの!?」 巨木の周りをグルグルと螺旋状に長い体が伸びている そして木の上にその霊龍の顔が見える 顔はおぞましく鱗は刺々している 見るからに神々しく禍々しい存在感を放っていた
/57ページ

最初のコメントを投稿しよう!

47人が本棚に入れています
本棚に追加