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むせる私の背中
をさすってくれた。
だんだん胸の痛みが
無くなっていった。
「もう、大丈夫・・・。」
私は言って、椅子に
座った。
「本当に大丈夫か?
病院に行ったほうが
いいんじゃないか?」
心配そうに聞いて
くる、斗真。
本当に過保護なんだから。
「大丈夫って
言ってるでしょ?
それより、次の
仕事は何?」
なんで冷たいこと
しか言えないん
だろ。
これも全部、この
病気のせいだよ。
「仕事って、お前
今、発作起こした
ばっかなのにか?」
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