お嬢様

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「ほら、行くぞ。」 斗真は私の手を とって、引っ張って いった。 「ちょっ、ごほっ・・・。」 振り切ろうと したけど、 やっぱり男の力には かなわない。 私はそのまま、 車に乗せられた。 「ゴホっ、ケホッ・・・。」 咳は一向にやまない。 「はい、薬。」 そういって斗真が 出してきたのは 喘息の薬だった。 すぐに薬を飲んだ。 だんだん、苦しく なくなっていった。
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