お嬢様
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「じゃあ、自分で 歩いて部屋まで 行くんだな。」 斗真はそういって すたすたと家へ 入ってしまった。 立ち上がろうとしたが、 足に力が入らなかった。 どんなにやっても 立てない。 時間だけがどんどん 過ぎていく。 「ったく、最初から 素直に頼めばいいのに。」 声がした先を見ると、 斗真がいた。 「そんなことしてたら 休めないだろ? 体、きつくないか?」
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