お嬢様

3/17

100人が本棚に入れています
本棚に追加
/58ページ
「何?そんなに 俺と離れたくない? あっ、もしかして スケジュール聞いて なかったとか?」 斗真のカンは よく当たる。 「図星? 目が泳いでるし。 ドラマの撮影が 終わるころには 心菜を迎えに いくから。 じゃあな。」 そういって、 建物に入って 行ってしまった。 「お嬢様? 発車してもよろしい ですか?」 運転手さんが 私に聞いてきた。 「ごめんなさい、 いいわよ。」 私が言うと、 車は動きだした。 私は意外だって 言われるけど、 一応お嬢様。 友達も最初は 冗談だと思って いたほど、お嬢様 らしくないらしい。 「心菜様、着きましたよ。」 運転手さんがドアを 開けてくれた。
/58ページ

最初のコメントを投稿しよう!

100人が本棚に入れています
本棚に追加