100人が本棚に入れています
本棚に追加
「苦しいよな。
すぐに楽になるから。」
斗真はそういって
背中をなでてくれた。
「深呼吸しろよ。
吸って、吐いて。」
斗真のおかげで
少し楽になった。
「あり、がと・・・。
もう、大丈夫、だよ。」
途切れながら
斗真に言った。
「次のドラマ撮影、
延期にしてもらうか?」
斗真は私の体のことを
考えて、そういって
くれたのだろう。
だけど、それじゃあ
他の共演者に迷惑
をかけてしまう。
「大丈夫、よ・・・。
行き、ましょ。」
最初のコメントを投稿しよう!