1人が本棚に入れています
本棚に追加
/18ページ
やべっ
…寝坊した。
だからといって慌てて学校に行くのもめんどいし
どうせ今日は入学式だから
遅刻しようとしまいと
関係ないだろう。
そしてまた寝ようとしたその時…
“んぎゃぁ‐‐‐‐‐!!”
目の前の家からでっかい叫び声が聞こえた。
なんだ今の叫び声…。
少し気になりながらも
今の叫び声ですっかり目が覚めてしまったので
ゆっくりと真新しい鹿島高校の制服を着ようとしたその時…
「こらっ蹴斗!!今日は入学式なんだからさっさと準備しなさい!…なにぼや‐っと外を見てるの?!ほら、早くしなさい!!」
「わ‐たから、出てってくんない?着替えれないから。」
「蹴斗!!お母さんに向かって出てってってなに?!あんたの裸なんかね、むっかしから見てるから別にいいでしょ!!」
いや、そういうわけじゃね‐し…
「とにかく、着替えずれ‐から早く出てって。」
「…っんとに、誰に似たのかしらこのひねくれた性格!!もうっ…」
ぶつぶついいながら母さんはでていった
何か邪魔ばっかされてる気がすんだけど…。
まぁいいや。
ってか、やっぱ急ごっかな…。
入学式から遅刻して先輩とか先生に目つけられるのも面どいし。
まぁ、誰も知ってる人いないけどな。
最初のコメントを投稿しよう!