side*゚。シュウト

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そう。 俺は親父の仕事の都合でこっちに引っ越してきたばっかだから誰も知り合いはいないし、 何もしらない。 だけど、ただ1つだけ知ってることがある。 それは、今日からいく鹿島高校のこと…。 サッカーが強くてとても有名な高校で、 中学ん時の友達と離れるのは寂しかったけど、 内心、ずっと憧れてた鹿島高校に行けることになって すっげ‐うれしいかった。 小学校からずっとやってる 大好きなサッカーを 高校でもできるなんて… しかも、鹿島高校でできるなんて… 夢みたいで今でも少し驚いてる。 人見知りしないから 友達とかはすぐにつくれるだろうし…。 何か楽しみになってきた…。 「蹴斗‐‐!!!早く朝ごはん食べて学校行かないと遅刻よ‐!!」 「わかってるって!」 ったく… お袋って何で朝からあんなに元気なわけ? 低血圧の俺には理解不能だけどな…。 「蹴斗‐‐!?聞こえて…ってやっときたわね。さっさと食べちゃいなさい!」 やっときたわね。じゃないし…。しつこすぎ。 「遅刻するから朝メシいらね‐や。いってきます。」 「ちょっこらっ!!蹴斗!!待ちなさい!!朝ごはんくらい食べなさい!!蹴斗……」 俺はうるさいお袋から逃げるために急いで家をでた。 ―グッ~…―やっぱコンビニでパンでも買おっかな…。 けど時間無いし… どうせ午前中で終わるし 少しぐらい我慢するか…。 革靴から上靴に履き替えて教室に行こうとしたその時…(邪魔ばっかされてね?俺…)
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