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「あけおめ。」
「あけましておめでとうございます。今年もよろしくお願いします。」
玄関に現れたのは何故か友達になってしまったユチョンとミゲルだった。
「ユチョさんもう来たですか!?。」
慌て迎えに出たシアのはしたない姿に苦笑しながら
「お年玉やるよ、シア。」
ユチョンはそう言って大きな箱を抱えて部屋に上がり込んだ。
「あけましておめでとうございます。あんまりシアを甘やかさないでくださいね。」
一気に騒がしくなった室内に眉間を押さえながらキッチンから出てきたチャンミン。
リビングを覗いてその頭痛は更に酷くなる。
「なんですか?、ソレ……。」
ローテーブルに置かれた白い箱からミゲルが手に取った煌びやかな布。
「なにって、振り袖。」
さらっと答えたユチョン。
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