7人が本棚に入れています
本棚に追加
「!?」
のび太わけのわからないまま唖然として突っ立っていると、
黄色い服のおじさんの後ろから更に3人
黄色い服のおじさんが出てきた。
そのうち二人はのび太の後ろに周り、
地面に白い紐を置いた。
…ひと型になっている。
よくサスペンスドラマとかに出てくる殺人現場のような感じだ。
もう一人の黄色いおじさんは電光掲示板を掲げている。
その電光掲示板には赤色に「1:02」と表示されていた。
「??」
本当に訳が解らず唖然としていると、
ピッという音とともに、最初からいた黄色いおじさんが赤い車を指差した。
「僕を跳ねた車…?」
赤い色のスポーツカーだ。ここらへんではみない車だ。
しかしおかしい。
先程から時間が止まったように動かない車。
不安になって、車に駆け寄る。
「運転手さん?」
運転手は、車のなかでハンドルを握ったままピクリとも動かなかった。
驚いた表情をしていたがそれもピクリともの動かない。
まるでこの車だけ時間が止まっているようだった。
最初のコメントを投稿しよう!