―第1章―

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  『なっ信仁これから暇?』   『暇だけど…』   『じゃあさオートレース行かない?』   『オートレース?』   『うん。面白いぜ!』   『別に良いけど…』   『じゃ決まりな! 制服じゃマズイから1時に俺ん家に集合な!』   『わかった』   『じゃまたな』   治も高校で野球をやるつもりはないらしく暇らしい。   オートレース…? なんだろそれ? 検討もつかない。 制服じゃマズイ場所なのか?   考えてもしょうがないのでとりあえず帰宅して着替える事にした。         この誘いが俺の人生を左右するなんて知るはずなんてなかった。               第1章-END-
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