-第一章 突然の転機-

6/9

0人が本棚に入れています
本棚に追加
/12ページ
黄金は、足早に家へと向かう。 通常は、一万円もする限定品を三千円で購入出来たというだけでも、かなりの儲け物であり、ラッキーだったと言えよう。 黄金は、家に戻ると、早速、人生ゲームの箱を開けた。 中身は、昔、遊んでいた人生ゲームと、さほど変わり様が無い。 そこにヒラヒラと、紙切れのような物が見え、黄金は、それを読んだ 「このゲームをお買い上げいただきまして、誠にありがとうございます。 この人生ゲームは、ただの人生ゲームでは、ございません。 このゲームを手にした時から、あなたの新たなる人生は、すでに始まって居るのです。 それは、このゲームをやった人間にしか解らない、素晴らしい人生が待っているであろう・・・ 何か、単純な挨拶文だな? 一体、これのどの部分が、限定と言えるのであろうか? 見た感じ、そんな珍しい物なんて無いし、何ら普通の人生と変わりないじゃん。 変な物、あのおばあちゃんから買わされたのかなぁ? まぁいい、普通にセッティングだけは、しとこう」 すると、そこに何か変な声が聞こえた。 そいつは、長い眠りから覚めたように、寝ぼけた声で、黄金の前に現れた
/12ページ

最初のコメントを投稿しよう!

0人が本棚に入れています
本棚に追加