-第一章 突然の転機-

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タンブリンから出されたアンケート用紙に書かれていた内容は、こんな感じだった ・ 心臓は、強い方だ? ・ お金は、好きだ? ・ 夢がある? ・ 一人より、将来のパートナーが欲しい? ・ 人を引っ張る力がある? ・ どんな職業でも、やれる自信は、あるか? ・ 人生最大の賭けに期待をする? この様な感じのアンケートに黄金は、ほとんどの確率でYESの欄に○を付けた。 黄金曰く、心臓も強く、お金も好きだし、将来的にやりたい夢がある。 恋愛もなかなか成就しない。 ただ、人を引っ張る力だけは無い。 仕事も未経験なものもある。 しかし、黄金が首を傾げるように気になってる設問が、人生最大の賭けの部分だった。 確かに人生ゲームの終盤にあるお楽しみ部分で、とにかくハラハラするものがある。 ただ、その部分の解答に関しては、どっちつかずの微妙な感じなまま、最終的にタンブリンに提出した。 その黄金の書いたアンケートに、頷きながら目を通した。 黄金は、何を言われるか覚悟をしながら、タンブリンの解答を待った 「黄金 為雄様・・・ あなたのこのゲーム適性は・・・ まずまずでしょう。 この分だと、良くもなければ悪くもない。 平凡な人生を歩むでしょう・・・ ただ、意外性な力を秘めてますので、ゴールまでは、目が離せない内容になるので、最後まで、思う存分、楽しめて行けるでしょう」 「という事は?」 「黄金虫くん、あなたは、この人生ゲームで、遊ぶ資格、大ありです」 「ありがとう、タンブリン。 ただ・・・ 何で、俺、黄金虫なの?」 「黄金虫は、オイラの世界では、縁起のいい生き物だぜ。 ヨロシクなっ」 「改めて、こちらこそヨロシク」 「始まる前に最終段階の準備に入るよ」 「準備・・・?」 タンブリンは、魔法で何かを出した
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