強がり

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強がり

数え切れないほど 過ぎた独りきりの夜 指先に残った 貴方の温もりを抱く  眠れぬ程に  余計に思い出してしまう  でも それだけよ  貴方が欲しい訳じゃないの ふと名前を呼んだ 静けさに潰れそうで 応えはないけれど 何度も呟いてみた  思い出すのは  いつでも楽しい事ばかり  不思議ね 今は  貴方と上手くやれそうだわ   もう二度と重ならない二人と   わかってる わかってる   大丈夫 平気  いつかの愛が  私を不意に縛ってる  凄く邪魔なの  …それでも私には解けない  でも大丈夫  貴方が傍にいなくたって…
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