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二人の傷だと言い聞かせて
溢れる涙は嘘の嘘
あなたが私を見つめる度
心が痛んだ愛想笑い
シナリオ通りに過ぎ行く日々
窓から零れるあなたの声
壊れそうで怖くなり
通いつめた公園を描いた絵画
あなたの腕で眠りたい
少しだけでもいい
優しい声で抱いて下さい
また会えるまで…
焼き付けた声は付け焼き刃になる
優しい言葉がこの身を削いでく
泣いてもいいからと言うのなら
せめて声を殺して
心に詰め込んだ
言い訳の山が
今にも崩れて
終わりを望むの
涙もろいだけと言えたなら
あなたも救われる?
そばにいてと言える日が
少しずつ無くなってしまう
弱すぎた二人には…
甘い甘い毒を下さい
消えそうになる思い出を
繋ぎとめるあなたに頼ってる
毒は私かな…
「助けて」と叫んだ
帰らない夜に
欠け始めた月
何度刺したかな…
投げ捨てた手紙と
書き始めた手紙
言葉が重たい
手が震える程
窓から目にした
赤い風船は
絡まって飛んでは行けない
二人みたいだったから…
幸せの形は…
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