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純白に彩られた幻想的な風景…
何年ぶりでしょうか?
天界に足を踏み入れたのは…
「さて、とにかく先を急ぎましょう。!
私はそう呟き左足を前に出してから立ち止まる。
どうやら私の侵入がバレてしまったようですね。
「我が名は聖地守衛隊ロールイスなり。
人間よ、貴様は何者だ? 何の目的で侵入した?」
聖地守衛隊?
聞いたことのない部隊ですね…
私が死んだ後に設立されたのでしょうね。
それにしても聖地とは何なんでしょうか?
「聖地とは何でしょうか?」
私はロールイスと名乗った神に視線を向けて聞いてみる。
「何? それを知らずにこの場所に侵入したと言い訳する気か!」
ロールイスは私に向かって大声でそう言ってきます。
耳が痛いですね…
「本当に知らないんです。
無知な私にお教え下さい。」
私は恭しく頭を下げてそう頼みました。
「ふむ、自分の罪を知らずに罰するのは慈悲が無いか…
良かろう、教えてやる。
この聖地は我等神々が崇める偉大なる神、絶対神レイバル様が眠っておられる場所である。」
よりによって私の墓地でしたか。
ここにヘブンゲートが繋がったのは肉体と精神が呼び合ったと考えるべきですね。
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